豊橋鉄道

車両

路線

路線名区間路線長停留場数軌間単線複線区別軌道区分架線電圧現在
東田本線駅前~赤岩口4.8km131,067mm複線、単線併用軌道直流600V営業中
井原~運動公園前0.6km21,067mm単線併用軌道直流600V営業中
市民病院前~駅前0.6km1,067mm併用軌道直流600V廃止
柳生橋支線新川~柳生橋0.9km1,067mm併用軌道直流600V廃止

 路線長は5.4km。駅前~競輪場前が複線となっている。

施設

施設種類最寄り電停見学現在
赤岩口車両区車庫、工場赤岩口イベント時のみ供用中

運転

系統区間距離所要時間運賃運転間隔(朝ラッシュ)運転間隔(日中)現行ダイヤ改正日
駅前~赤岩口4.8km22分200円13~14分15分
駅前~運動公園前4.7km22分200円13~14分15分
駅前~競輪場前3.6km18分200円

 駅前~井原は赤岩口発着と運動公園前発着が交互に運転されるため、日中は7~8分間隔となる。
 系統番号はないが、行先別に幕の色を変えていて、駅前と競輪場前行きが黒地に白文字、赤岩口が赤字に白文字、運動公園前行きが緑地に白文字となっている。

営業

運行状況公式サイトX
乗車方法前乗り・後降りで、乗車時に運賃を支払う
運賃均一制(200円)
競輪場前、井原で乗り換える場合に乗車時に申し出ると、のりかえ券が発行される。
manacaを使用して最初の乗車から90分以内に市内線と渥美線を乗り継ぐと、大人80円(小人40円)の乗継割引が適用される。
フリー乗車券市内線1DAYフリーきっぷ
大人550円、小人280円
駅前電停券売機、市内線営業所、渥美線新豊橋駅、豊橋駅バスセンターにて発売
プリペイドカード未導入
IC乗車券manaca
※交通系ICカード全国相互利用対応
クレジットカード決済非対応
QRコード決済非対応
グッズ販売市内線営業所、渥美線新豊橋駅、通信販売

LRT化への取り組み

歴史

 豊橋鉄道の軌道線である東田本線は、1924(大正13)年3月に設立された豊橋電気軌道が、1925年7月14日に豊橋駅~神明~札木十字路、神明~柳生橋を開業したことに始まる。7月21日には札木十字路から赤門前(現在の東八町)まで、12月25日に東田(現在の東田とは位置が異なる)まで延長し、予定していた路線を完成させる。
 1939年に名古屋鉄道の傘下に入る。1945年6月20日に空襲により全線が不通になるが、1946年2月までに全線を復旧させた。この年から都市復興計画がスタートし、経路の変更が始まった。1949年9月1日に豊橋交通へ社名変更、12月25日に市役所前~赤門前(現在の東八町)を複線化した。1950年は4月7日に東田坂上~東田を現在と同じルートに変更し、旧ルートは途中にある車庫までを車庫線として引き続き使用。9月17日に東田から競輪場前まで延長、10月20日に駅前~神明を広小路通りのルートから現在の駅大通りのルートに変更し、複線化した。1951年は、7月30日に赤門前(現在の東八町)~前畑を複線化、10月30日に神明~市役所前を大手通りのルートから現在の新大手通りのルートに変更し、複線化した。1952年は、3月19日に前畑~東田坂上を複線化、10月5日に駅前~市民病院前を新たに単線で開業、12月25日に駅前~市民病院前を複線化した。1954年7月22日に現在の豊橋鉄道に社名変更した。1960年6月1日に競輪場前~赤岩口を開業、赤岩口車庫を開設し、東田車庫と車庫線を廃止した。
 駅前~市民病院前は、1969年5月15日に豊橋駅改築に伴う交通混雑を理由に休止となり、完成後も復活せず1973年3月24日に廃止された。新川~柳生橋は乗客減により1976年3月7日に廃止となった。

 1982年7月31日に井原~運動公園前が開業した。
 センターポール化が行われ、1990年9月30日に駅前~新川、1995年7月27日に市役所前~東八町、1996年9月5日に新川~市役所前が完成した。
 1992年から夏季にビール電車の運転を始めた。
 1995年から一日乗車券を発売している。
 建設省の路面電車走行空間改築事業の適用第1号として、1998年2月19日に旧駅前電停から豊橋駅前のペデストリアンデッキの下まで150m延長した。
 1999年1月25日に回数券の割引率を約4%拡大し、車内での発売を開始して、利用しやすくしている。
 2005年3月31日に、駅前大通電停が開業した。7月に、名古屋鉄道からモ780形モ800形を譲受した。
 2007年3月20日に、競輪場前に安全島が新設された。3月25日の運行を最後にモ3702が引退した。2007年に、おでんしゃの運転を開始した。

 2008年12月19日に、豊橋鉄道初の超低床電車であるT1001が登場した。
 2011(平成23)年2月11日に、ICカード「manaca」を導入した。manacaの導入に伴い、2012年2月10日をもって回数券の利用は終了となった。
 2017年12月・2018年2月に、前畑電停がバリアフリー化された。
 2019年10月31日頃に、モ802が登場した。
 2020年4月11日に、モ803が登場した。

T1001

恒例イベント

将来

関連リソース

  • 公式サイト
  • 書籍
    • 「ふるさと今昔 豊橋鉄道市内線を中心として」寺田文男