新線計画

　富山大学は、富山地方鉄道の路線を大学前から工学部前まで約900m延伸する構想をまとめ、県や市、富山地方鉄道に要望することになった。

　東日本大震災の被災地の新たな交通機関として、LRT導入も検討されている。

　東京都中央区は、銀座～晴海の約3kmにLRTなどを導入の調査検討するため、2011年度の予算案に調査費1,500万円を計上した。

　沖縄県は、沖縄本島を縦貫する鉄道導入の可能性を探る調査報告書をまとめた。システムは、普通鉄道かLRTのどちらか。

　堺駅前東口～堺東駅を結ぶLRT新設と、阪堺電気軌道の我孫子道～浜寺駅前をLRT化する東西鉄軌道計画について、1月22日に、堺市長と南海電気鉄道は計画中止に合意した。

　愛称が「セントラム(CENTRAM)」と決まった富山の環状線化事業路線は、12月23日開業と、富山市と富山地方鉄道が発表した。開業日の12月23日には、開業式典などのイベントが開催される。

　富山市は、環状線化事業路線で使用する電車の愛称と、寄付金の募集を行っている。

　堺市は、昨年12月25日に東西鉄軌道の基本計画(案)を発表した。東西鉄軌道は、堺浜～堺東駅を結ぶLRTの計画で、合わせて阪堺電気軌道の我孫子道～浜寺駅前もLRT化し、公設民営・上下分離方式で運営する。今回の案を基に、今後詳細を検討していく。

　富山市は、環状線化事業路線で運行する車両のデザインを決定した。車両は、富山ライトレール0600形と同じタイプの2車体連接の超低床電車で、3編成を新製する。デザインは3編成それぞれで異なり、それぞれ白、銀、黒色とする。

　富山市は、12月に開業予定の環状線化事業路線と富山地方鉄道の市内電車に、GPSを利用した定時運行システムを導入する。地鉄に対しては導入の補助をする。GPSを各車両に設置して、地鉄の司令所で位置を確認できるようにし、遅れが発生している時などに運転士に司令を出して、運転間隔が一定になるよう調整する。