富山の環状線化事業路線にGPS の定時運行システム導入、電停かさ上げ

 富山市は、12月に開業予定の環状線化事業路線と富山地方鉄道の市内電車に、GPSを利用した定時運行システムを導入する。地鉄に対しては導入の補助をする。GPSを各車両に設置して、地鉄の司令所で位置を確認できるようにし、遅れが発生している時などに運転士に司令を出して、運転間隔が一定になるよう調整する。

 定時運行システムの導入に合わせて、GPSを活用した接近表示システムを11カ所の電停に設置する。

 また、環状運転する既存の電停8カ所と、入出庫で環状線の車両が走行する富山駅前~南富山駅前の20カ所の電停をバリアフリー対応に改良し、かさ上げや延長、スロープの設置を行う。

 環状線は1周20分で、朝ラッシュと夜は1編成で運行して20分間隔、日中は2編成で運行して10分間隔とする予定。富山ライトレールのICカードパスカが、地鉄も含めて利用できるようになる予定。

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