JR西日本の吉備線がLRT化されることになった。開業時期は未定。4月4日にJR西日本の来島達夫社長、大森雅夫岡山市長、片岡聡一総社市長が会談して合意した。2003年にJR西日本が吉備線LRT化を提案したことから続けられてきた協議がようやくまとまった。
吉備線の全線(20.4km)を電化し、7駅を新設、一部区間は併用軌道で複線化する。併用軌道化する区間は、今後検討する。
運転本数は、朝ラッシュ時は1時間に岡山~備中高松・総社で3本運転しているのを、岡山~備中高松は6本、備中高松~総社は4本に増便する。日中は岡山~総社を毎時1~2本から3本に増便する。運賃は2割値上げすることも想定されている。運行は引き続きJR西日本が行う。
初期費用は240億円、内訳は車庫などの地上設備135億円、車両36億円、駅新設25億円、道路拡幅など44億円で、国が91億円、岡山市が70億円、総社市が21億円、JR西日本が58億円を負担する。年間6億円の運行経費のうち、5億円をJR西日本が負担し、修繕費として岡山市と総社市が5,000万円ずつ負担する。
関連リソース
- 公式サイト
- 外部サイト