嵐電モボ1形登場

 京福電気鉄道モボ1形「KYOTRAM」が登場する。モボ101形6両とモボ301形1両の置き換え用で、2024年度~2028年度に7両を新製する予定。

 モボ1形「KYOTRAM」は、安全・安心・快適のさらなる向上、バリアフリー対応と環境負荷の低減、沿線の風景にも配慮した車両で、VVVFインバータ制御や回生ブレーキの導入により、1両あたりの消費電力量は、現抵抗制御車両の約半分となる見込み。
 車体は、一世紀以上にわたって京都の市街地を走る路面電車のシンボルとして、前面は伝統的なラウンドフォルムで、塗色は京紫色を基調とし、コントラストを効かせたホワイト、ブラック、グレーの配色とシルバーの腰帯を組み合わせたデザインとなっている。側面の行先表示器は、ガラス一体型LCDを採用している。ホーム検知装置、光電センサーや、バックミラーに代わって車両側面監視カメラを搭載している。側扉は両引戸となり、現行よりも100mm拡大されている。
 車内は、車椅子・ベビーカースペース、簡易テーブル、ナノイーX発生装置を設置、座席はバケットシートを採用し、仕切板一体型スタンションポールを設置している。照明は暖色LEDの間接照明となっている。
 「KYOTRAM」デビューに合わせて、新たな嵐電ロゴマークが制定される。

 モボ1形「KYOTRAM」は、2024年度は1両が新製され、2月28日(金)に営業運転を開始する予定。営業運転初日の2月28日は、以下の臨時ダイヤで運行する。営業運転開始から5月6日(火・休)までは、嵐電の公式Xに翌日の運行予定が掲載される。

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 また、営業運転初日には、「KYOTRAM 体験乗車ご招待」イベントが開催される。KYOTRAMを体験できるもので、参加費は無料。以下の2便があり、各便30名まで。参加するには、専用サイトから申し込む(1月31日(金)12:00に募集開始)。

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