2015年5月1日鹿児島市交ダイヤ改正～上荒田町に車庫移転

　鹿児島市交通局は、局舎・車庫の移転に伴い、5月1日にダイヤ改正を行った。電停名の変更も行われている。

　ダイヤ改正の内容は以下のとおり。

  • 平日の朝・夕ラッシュ時に、谷山～鹿児島中央駅前～鹿児島駅前の直通便を増発する。谷山発は、朝は1本増発して4本に、夕は4本新設する。鹿児島駅前発は、夕に3本新設する。
  • 初電の発車時刻を繰り上げる。1系統は鹿児島駅前発、谷山発ともに5分繰り上げて、6:00発になる。2系統は、鹿児島駅前発を5分繰り上げて6:05発に、郡元発は変更無く6:00発となる。
  • 2系統の鹿児島駅前発の終電を10分繰り下げて、22:30発にする。
  • 平日日中の2系統の運転間隔を1分短くして6分にする。これにより、鹿児島駅前～高見馬場は、日中は1系統と2系統が3分おきに交互の運行となる。
  • 日中は、4本に1本を超低床電車で運行する。
  • 観光レトロ電車「かごでん」の運行体系を見直す。運行日は、土休日だったのが、金曜、祝日の前日、夏休み期間中(水曜は除く)を追加する。出発時刻が、10:00、11:10、13:10、14:20の4便だったのが、土休日は10:00と11:10の2回に減便となる。追加となった金曜、祝日の前日、夏休み期間中は、10:00発の1便のみ運行する。乗車は、鹿児島中央駅前のみだったのが、天文館通(上り)、鹿児島駅前が追加となる。降車は、今までどおりで、鹿児島駅前折り返し後は、全電停で降車できる。

　局舎・車庫・変電所は、高麗町から日本たばこ産業鹿児島工場跡地である上荒田町(神田電停近く)に移転している。局舎には資料展示室が設けられ、毎日見学可能(9:30～16:30)。祝日を除く毎週火・木・金曜日に事前予約制の施設見学会を行う。今後、電車の運転体験会も行う予定。
　4月30日には、高麗町の車庫から最後の出庫となる電車の見送り式が開催されている。
　移転を記念して、鹿児島市交通局移転記念誌「ありがとう高麗町」が発売された。
　今回の移転に伴い、乗車券発売所が一部移転となり、電停名が以下のように変更となっている。

  • 交通局前 → 二中通(にちゅうどおり)
  • 市立病院前 → 甲東中学校前(こうとうちゅうがっこうまえ)
  • 神田 → 神田(交通局前)
  • たばこ産業前 → 市立病院前

　また、局舎・車庫の隣に、市立病院も移転し、たばこ産業前(現、市立病院前)電停が、鹿児島中央駅前寄りに移設されている。

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