函館市交通局に超低床電車9600形が登場した。アルナ車両製の2車体連接車で、長さ13,250mm、幅2,340mm、高さ3,700mm。床面の高さは360mmで、室内には段差がない100%超低床電車である。IGBT-VVVFインバータ制御で、回生ブレーキ付き。9601Bにシングルアームパンタグラフを搭載する。行先表示器はLEDが採用されている。定員は62人(うち座席は31人)で、2台分の車いすスペースがある。運転台は2ハンドル。運転台の後ろに液晶ディスプレイが設置されていて、次の電停名や料金が表示される。
今回は1両が製作され、費用は2億370万円。昨年12月18日に搬入されて、2月から営業線での試運転を開始、3月20日から営業運転を開始した。運行初日の初便に乗車すると、記念の乗車証が配布されている。奇数日は2系統、偶数日は5系統で運行される。
また、函館市に在住の方を対象として愛称の募集が2月28日まで行われ、「らっくる号」に決まった。
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