東急8637Fが、動態保存車として4連で今秋頃に復活することになった。
8500系は、最後の編成となった8637Fが2023年1月に引退して形式消滅していたものの、一部の車両は解体や譲渡されずに長津田車両工場に残されていた。その後、8500系の引退を残念がる声が寄せられたこと、8500系は東急最後の直流モーター車であり職員への技術伝承に活用できること、多客時やイベント時の運行にも活用できることから、臨時列車などで運行することを目指し、8637Fを4連化のうえ本線走行が可能な動態保存車として復活させることになった。
8637Fを、デハ8637-デハ8797-サハ8980-デハ8537で組成し、デハ8637の前面と、海側の側面は青帯のままで、デハ8537の前面は赤帯に変更、山側の側面は青帯を剥がして帯なしとなる。
今秋頃から大井町線、田園都市線(二子玉川~長津田)、こどもの国線にて、多客期やイベント時の臨時列車、団体臨時列車として運行する予定。