嵐電、KYOTRAMを導入へ

 京福電気鉄道は、モボ101形とモボ301形の置き換え用として、2024年度から新型車両「KYOTRAMきょうとらむ」を7両導入する。2024年度~2028年度に7両新製し、老朽化が進んでいるモボ101形6両とモボ301形1両を置き換える。2024年度に1両、2025年度~2028年度に6両を新製する予定。

 KYOTRAMは、安全・安心・快適のさらなる向上、バリアフリー対応と環境負荷の低減、沿線の風景にも配慮した車両で、VVVFインバータ制御や回生ブレーキの導入により、1両あたりの消費電力量は、現抵抗制御車両の約半分となる見込み。車体は、古くからの路面電車や嵐電の車両の特徴をオマージュして、前面は曲線的なフォルムとし、京紫色を基調としたデザインとなっている。車内には、ナノイーX発生装置を搭載する。

 なお、回生ブレーキは、2023年春にモボ2001形に追加工事を実施していて嵐電では初装備となっていて、KYOTRAMは、新製時から回生ブレーキを装備する初の形式となる。また、2023年度には回生電力貯蔵装置を導入する予定。

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