越前市が整備を進めていた「北府駅鉄道ミュージアム」が、3月19日に完成した。北府駅一帯を鉄道ミュージアムとして整備することで、北府駅がまちなか観光の北の玄関口としての魅力を高め、中心市街地の活性化や福武線乗車人数の増加に繋げることを目的に整備された。
北府駅鉄道ミュージアムは、北府駅本屋(福井鉄道所有)、北府駅車両工場(福井鉄道所有)、鉄道の見える広場、福井鉄道200形車両展示場で構成されている。北府駅本屋は2013年に、北府駅車両工場は2015年に国の登録有形文化財に登録されている。鉄道の見える広場は北府駅前に2021年度に整備完了した。
福井鉄道モハ203は、2021年度に実施されたクラウドファンディングで補修工事費の一部が賄われ、上屋付きで整備された展示場で展示されている。