2015年3月14日地鉄ダイヤ改正~富山駅高架下へ延伸

 富山地方鉄道は、富山駅高架下への延伸に伴い、3月14日にダイヤ改正を行う。

 富山駅高架下への延伸により、所要時間が1系統は2分、2系統の大学前行きは6分、2系統の南富山駅前行きは5分、3系統は3分(折り返し時間を含めると6分)伸びている。日中の運転間隔は、1・2系統は11分から10分に、3系統は11分から14分になる。平日朝ラッシュ時の2系統大学前行き1本を除き、すべて富山駅経由となる。
 1・2系統は、日中の運転間隔が中町電停開業前の10分間隔に戻るため、1日の運転本数が増えるが、3系統は富山駅経由となり、運用本数は変わらず、折り返し時間が増えて、運転間隔が延びているため、1日の運転本数が減っている。

系統 所要時間 運転間隔(朝ラッシュ) 運転間隔(日中)
1系統 18分→20分 運転なし 11分→10分
2系統 32分→38分(大学前行き)、37分(南富山駅前行き) 5分 11分→10分
3系統(環状線) 22分→25分(折り返し時間を含めると28分) 22分30秒→28~30分 11分→14分

富山駅電停

富山駅電停

富山駅電停から新富町方面

富山駅電停から新富町方面

富山駅電停と駅前交差点の間

富山駅電停と駅前交差点の間

富山駅前の交差点(延伸後)

富山駅前の交差点(延伸後)
新富町~富山駅前 2015/3/13
富山駅前の交差点(延伸前)

北陸新幹線富山駅改札から富山駅電停方向

北陸新幹線富山駅改札から10mほど進んだところ

 富山駅高架下への延伸は、富山市の路面電車南北接続事業として上下分離方式で整備されている。第1期として、駅前の交差点から富山駅高架下までの約160mを整備し、3月14日に供用を開始する。富山駅停留所は3面2線あり、東側から1番の順で、1番ホームが南富山駅前行きのりば、3番ホームが大学前行きと環状線のりば、2・4番ホームが降車専用となっている。


電鉄富山駅・エスタ前

富山トヨペット本社前

 また、ダイヤ改正に合わせて停留所名の変更も行われ、「富山駅前」が「電鉄富山駅・エスタ前」に、「新富山」が「富山トヨペット本社前(五福末広町)」になる。


試運転

試運転

試運転

 富山駅高架下への延伸に向けて、2月5日から試運転が行われており、3月12日まで続けられた。


貸切電車(その1)

貸切電車(その2)

 富山駅高架下への延伸の前日(3月13日)に、市内電車富山駅乗入れ開業式が行われ、出席者を乗せた貸切電車が運転されている。

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