サヤ7590、デヤ7500、デヤ7550、マニ50 2186 4両
かつては、貨物輸送を行っていたため、貨車を引く電気機関車や貨物電車が在籍していた。貨物輸送の廃止に伴い、長津田工場で入換車として使用されていたが、老朽化したため2008年内で役目を終えて廃車されている。
線路の検測車として、1977年に電気検測車デヤ3001が登場、2代目の電気検測車としてデヤ7290に代わり、1998年には軌道検測車としてサヤ7590が登場した。2012年にはTOQ iデヤ7500、デヤ7550が登場し、総合検測車としてデヤ7500、デヤ7550、サヤ7590の3両が在籍している。
2019年には、THE ROYAL EXPRESS~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~の電源車として、JR東日本からマニ50 2186を譲受している。
デキ3021
貨物列車の廃止後は、長津田車両工場の開設に合わせて長津田工場に移り、入換車として使用されるようになった。1980年12月27日には車籍を失い機械扱いとなったが、そのまま入換車として活躍していた。しかし、老朽化によりアントが導入されて、2008年内で役目を終えた。デワ3043、ED30 1と一緒に解体される可能性もあったが、上毛電気鉄道に引き取られ、大胡車庫にて動態保存されている。
ED30 1
伊豆急で廃車となったED25 11を譲受し、1995年から長津田車両工場の入換に使用されるようになった。ただ、機械扱いとなっていて、車籍は持っていない。譲受の際に、旧車号のED30 1に戻されている。その後、老朽化によりアントが導入されて、2008年内で役目を終え、2009年に解体されている。
デワ3041
初代の貨物電車。
デワ3042
2代目の貨物電車。
デワ3043
デハ3498を改造した3代目の荷物電車。荷物電車の廃止後は、長津田車両工場/車両メンテナンスセンターで入換車として使用されていたが、老朽化によりアントが導入されて、2008年内で役目を終え、2009年に解体されている。
デヤ3001
1977年に登場した東急初の電気検測車で、元デハ3551。デヤ7290の登場により1992年に廃車された。その後、東急車輛に引き取られ、入換車として使用されていたが、7000系に置き換えられて使用されなくなった。敷地内で保管されていたが、2010年3月に解体された。
デヤ7200
デハ7200を2パンタ・両運転台化して、検測車の動力車となった。TOQiの登場により引退し、廃車・解体された。廃車を前に、2012年2月26日にさよなら運転が行われた。
デヤ7290
2代目の電気検測車で、クハ7500を改造して両運転台・電動車化している。パンタグラフを2基装備していて、下り方のパンタが検測用となっている。TOQiの登場により引退することになり、2012年2月26日にさよなら運転が行われた。その後、長津田車両工場に留置されていたが、廃車・解体された。
サヤ7590
東急初の高速走行可能な軌道検測車で、デヤ7200、デヤ7290とは異なりステンレスカーである。軌道検測のため、3台車装備している。
デヤ7500
総合検測車の動力車でデヤ7500形。7000系と同じTS-1019B台車に、IGBT-VVVFインバーター制御となっていて、7000系に準じた設計となっている。シングルアームパンタグラフを2台搭載している。TOQiの愛称が付けられている。
デヤ7550
3代目の電気検測車でデヤ7550形。7000系と同じTS-1019B台車に、IGBT-VVVFインバーター制御となっていて、7000系に準じた設計となっている。シングルアームパンタグラフを2台搭載しているが、下り寄りは検測用となっている。TOQiの愛称が付けられている。
マニ50 2186
THE ROYAL EXPRESSを北海道で運行するにあたり、電源車として使用するため、2019年にJR東日本から譲受し、7月3日に長津田に搬入された。その後、伊豆高原に回送され、2020年と2021年のTHE ROYAL EXPRESS~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~の電源車として運用された。
関連リソース
- KTT