岡山電気軌道

車両

 営業用車が25両在籍している。3000形以外は冷房車である。

 車号は、会社設立年である1910年からの年数から付けられていて、9201までは上2桁、1011からは上3桁が年数となっている(3000形は除く)。

路線

路線名区間路線長停留所数軌間単線複線区別軌道区分架線電圧現在
東山線岡山駅前~東山・おかでんミュージアム駅3.1km101,067mm複線併用軌道直流600V営業中
清輝橋線柳川~清輝橋1.6km71,067mm複線併用軌道直流600V営業中
番町線上之町~番町0.9km51,067mm単線併用軌道直流600V廃止

 2路線、計4.7km。

施設種類最寄り電停見学現在
東山車庫車庫、工場東山・おかでんミュージアム駅使用中
おかでんミュージアム+水戸岡鋭治デザイン展示施設東山・おかでんミュージアム駅10:00~16:00。火曜日、8月13~15日、12月29日~1月3日は休館開館中

運転

系統区間距離所要時間運賃運転間隔現行ダイヤ改正日
朝ラッシュ日中
1 東山線岡山駅前~東山3.1km17分140円5分
2 清輝橋線岡山駅前~清輝橋2.1km12分140円10分

 平日の朝のみ、岡山駅前~西大寺町で運転する電車がある。

運行状況路面電車ロケーションシステムのサイネージを主要電停7ヵ所に設置、Web(電車どこ?)、アプリ(MOMO navi)
乗車方法後乗り・前降りで、降車時に運賃を支払う
運賃岡山駅前~県庁通り・郵便局前は100円均一となっているので、岡山駅前行きの場合に、この区間から乗車するときのみ整理券を取る。この区間内以外は、140円均一。
柳川で乗り換える場合に下車時に申し出ると、乗換券が発行される。
フリー乗車券路面電車1日乗車券(大人400円、子供200円)
車内、電車営業部運輸課(東山電停前)、岡山駅前バス総合案内所、岡山電気軌道本社(岡電バス岡南営業所)で発売
プリペイドカード電車カード(岡山県共通バスカード)
※ 2008年9月30日を最後に取り扱い終了
IC乗車券Hareca
※交通系ICカード全国相互利用対応
※ チャージはHarecaのみ
グッズ販売岡電グッズショップ

歴史

 2001年12月に、3000形を除いた全車に電車無線が取り付けられた。
 2002年3月に、全車の放送装置が8トラックテープから音声合成装置に交換された。


9200形MOMO

 2002年7月5日に、超低床電車9200形MOMOが営業運転を開始した。合わせてGPSを利用したロケーションシステムが導入され、3000形を除く車両にも設置された。6カ所の電停に運行状況の表示器が設置されている。
 2006年10月1日に、ICカード「Hareca」を導入した。
 2007年8月3日に、清輝橋線大雲寺~清輝橋に東中央町(市民病院入口)電停を新設した。
 2007年11月5日に、清輝橋電停に横断歩道が設置されて、バリアフリー化された。
 2008年4月1日に、ダイヤ改正が行われ、朝ラッシュ時の本数が数本削減、岡山駅前発東山行きの最終電車が6分遅くなった。また、西川電停が西川緑道公園電停に変更された。
 2008年7月1日に、路面電車1日乗車券の発売を開始した。
 2008年9月30日を最後に、電車カードの取り扱いが終了した。


たま電車

 2010年4月30日に、岡電創立100周年、両備グループ100周年を記念してたま電車の運行を開始した
 2010年5月に、会社設立100周年を迎えた。
 2011年3月に、9200形、3000形を除く全車の乗降口に補助ステップが取り付けられた。
 2012年1月1日から、開業100周年、MOMO2導入を記念して運転士の制服が新しいデザインになった。
 2012年5月5日に運行開始100周年を迎えた。
 2012年7月20日に清輝橋線のダイヤ改正を行い、日中は8~9分間隔だったのが10分間隔になった。
 2015年7月19日に、おかでんミュージアム+水戸岡鋭治デザインがソフトオープンした。
 2016年3月8日に路面電車ロケーションシステムをリニューアルし、全国初となる屋外型タッチ式サイネージを主要電停7ヵ所(岡山駅前(2ヵ所)、城下、県庁通り、東山、郵便局前、清輝橋)に設置した。3月31日にスマホアプリ「MOMO navi」サービスを開始した。
 2016年12月21日に、おかでんミュージアム+水戸岡鋭治デザインがグランドオープンした。
 2017年4月1日に、東山電停を東山・おかでんミュージアム駅に変更した
 2017年10月1日に、交通系ICカード全国相互利用に対応した


おかでんチャギントン電車

 2019年3月16日に、観光電車「おかでんチャギントン電車」が営業運転を開始する予定

将来

関連リソース