MLRV 1001~MLRV 1006 6編成6両
2004年に登場した新潟トランシス製の2車体連接の超低床電車。岡山電気軌道9200形をベースとしている。床面の高さは300mm。台車は車軸がない独立車輪で、それぞれの車体に1つずつある。IGBT-VVVFインバータ制御で、回生ブレーキを装備。前照灯はパッシング機能付きで、尾灯はウインカー機能付き。前面にはらでん細工によるシンボルマークが取り付けられている。後方の確認用として車体側面と、入口の確認用として車内にCCDカメラが取り付けられている。
万葉線では初の冷房車となった。2車体連接車であるが、1両として扱う。アイトラム(AI-TRAM)の愛称が付けられた。
デビュー後、ブレーキ故障や脱線事故を起こしたため、MLRV 1001とMLRV 1002が2004年9月30日~2005年3月13日の約半年間、休車となり調整を行った。
諸元表
最大寸法(長さ×幅×高さ) | 18.400×2,400×3,047mm |
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床面高さ(出入台以外) | 300mm |
最小通路幅 | |
自重 | 21.0t |
定員(座席) | 80(30)人 |
集電装置 | シングルアームパンタ |
制御方式 | IGBT-VVVFインバーター制御 |
運転台 | ワンハンドル |
駆動方式 | カルダン |
主電動機出力 | 100.0kw×2 |
台車 | 3EGS100000-5845 |
設計最高速度 |
車号 | 冷房 | 製造年月 | 製造所 | 現在 | 車齢(年) |
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MLRV 1001 | 14,500kcal/h×2 | 2003/12 | 新潟トランシス | 現役 | 20 |
MLRV 1002 | 14,500kcal/h×2 | 2004/8 | 新潟トランシス | 現役 | 20 |
MLRV 1003 | 14,500kcal/h×2 | 2006/12 | 新潟トランシス | 現役 | 17 |
MLRV 1004 | 14,500kcal/h×2 | 2008/1 | 新潟トランシス | 現役 | 16 |
MLRV 1005 | 14,500kcal/h×2 | 2009 | 新潟トランシス | 現役 | 15 |
MLRV 1006 | 14,500kcal/h×2 | 2009 | 新潟トランシス | 現役 | 15 |
MLRV 1001 (MLRV 1001-B-MLRV 1001-A)
2004年1月21日に営業運転を開始した。
MLRV 1002 (MLRV 1002-B-MLRV 1002-A)
2004年8月7日に営業運転を開始した。
2013年7月中旬~2016年3月は、二代目のドラえもんトラムになっている。
MLRV 1003 (MLRV 1003-B-MLRV 1003-A)
MLRV 1004 (MLRV 1004-B-MLRV 1004-A)
2008年1月31日に入籍し、2008年3月19日に営業運転を開始した。
2016年4月から三代目のドラえもんトラムになっている。
MLRV 1005 (MLRV 1005-B-MLRV 1005-A)
2012年9月8日~2013年7月中旬は、ドラえもん電車になっている。