5001~5003 3両
2011年に登場した3車体連接の超低床電車で、アルナ車両製のリトルダンサーUaタイプ。
3000形の改良をメインに設計されている。運転台まわりのスペースを確保するため、前面が直立となり、車体の長さも3000形より1.2m長くなっている。塗色は3000形とは異なり、2000形などと同様の白と赤になっている。
床面高さは、乗降口が350mm、台車上部が480mm、その他が380mmとなっていて、それぞれの間のスロープは、1/10から1/12に緩和された。通路幅は800mmから880mmに拡大している。握り棒と吊り手が増設されている。定員は3000形から10名増えて73名になったが、座席は1名減っている。
制御装置は、補助電源装置と一体型のC-PCU装置を長崎電気軌道として初採用されている。発電・回生ブレンディングブレーキ付きのIGBT-VVVFインバーター制御である。ブレーキは、3000形の電気機械式から電気指令式空気ブレーキに変更されている。それに伴い、電動空気圧縮機が搭載されている。
1両あたり2億3,000万円で、国と長崎市からの補助を受けて導入されている。
諸元表
最大寸法(長さ×幅×高さ) | 16,300×2,300×3,740mm |
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床面高さ(出入台以外) | 350(480)mm |
最小通路幅 | 880mm |
自重 | 22.0t |
定員(座席) | 73(27)人 |
集電装置 | シングルアームパンタ |
制御方式 | IGBT-VVVFインバーター制御 |
運転台 | ワンハンドル |
駆動方式 | カルダン |
主電動機出力 | 85kW×2 |
台車 | SS10(車軸あり) |
設計最高速度 |
車号 | 冷房 | 製造年月 | 製造所 | 現在 | 車齢(年) |
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5001 | 12,500kcal/h(14.5kW)×2 | 2011/1 | アルナ車両 | 現役 | 13 |
5002 | 12,500kcal/h(14.5kW)×2 | 2012/1 | アルナ車両 | 現役 | 12 |
5003 | 12,500kcal/h(14.5kW)×2 | 2019/3 | アルナ車両 | 現役 | 5 |
5001 (5001A-5001C-5001B)
2011年2月15日に営業運転を開始した。
塗色の変遷
5002 (5002A-5002C-5002B)
塗色の変遷
5000形色
2012/12/4
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2015/8/11、2019/5/4
5003 (5003A-5003C-5003B)
2019年3月22日に営業運転を開始した。5001・5002からの変更点としては、行先表示器がフルカラーLED化され、ドアの上部にランプを新設、運転操作のデータ記録装置を搭載している。
関連リソース
- 外部サイト