鉄道総研LH02形

LH02 1両

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 2007年に登場した超低床電車で、鉄道総合技術研究所が開発した。架線と電池の片方、または両方からの電力で走行できる架線・バッテリーハイブリッドLRVで、単車の超低床電車である。リチウムイオン電池を搭載しており、架線と回生ブレーキの両方から充電できる。架線、電池のどちらからも昇降圧チョッパにより750Vに変圧してからVVVFインバーターに送られる。フル充電するのに10分、フル充電で約30km走行できる。鉄道線への直通運転も可能なように直流1500Vにも対応していて、鉄道線では最高70km/hまで出せる。車体は伊予鉄道モハ2100形に似た構造。Hi-tramの愛称が付けられている。

 2007年11月22日から2008年3月11日まで札幌市交通局の路線で、冬季の試験運転を行った。

諸元表

最大寸法(長さ×幅×高さ) 12,900×2,230×3,800mm
室内床面高さ(出入台以外) 350(-)mm
室内最狭幅 – mm
自重 24.0t
定員(座席) 44(20)人
集電装置 シングルアームパンタ
制御方式 IGBT-VVVFインバーター制御
駆動方式 カルダン
主電動機出力 60.0kw×4
台車 FS601(車軸あり)
設計最高速度 – km/h
車号 冷房 製造年月 製造所 現在 車齢(年)
LH02 4kW×4 2007/9 東急車輌製造、アルナ車両 現役 16

LH02


2007
西4丁目~西8丁目

2007
資生館小学校前~東本願寺前

2007
山鼻19条

2008
東本願寺前

2008
東屯田通~幌南小学校前

関連リソース