最新情報 1998年
News 1998


鹿児島市交通局に新車

1998年2月7日

 3月に、新製車の9700形が登場する。車体は9500形とほぼ同じだが、集電装置はシングルアームパンタとなる模様。
 また、9500形の増備車も登場した。9509〜9511の3両。


豊橋鉄道豊橋駅へ延伸

1998年2月7日

工事中の新駅前電停 工事中の駅前の交差点部分
左が工事中の駅前電停。右が現在の電停から新電停の中間、道路と交差する地点

 建設省の路面電車走行空間改築事業の適用第1号として1997年10月から行われてきた、豊橋鉄道東田本線の駅前電停移設工事が完成した。
 豊橋駅総合開発事業の1つとして、豊橋駅前のペデストリアンデッキの下まで、電停を移設する工事が行われていた。電停からペデストリアンデッキへは、エスカレーターが設置される。使用開始は、2月19日。
 19日には、11時から乗り入れ式が行われる。
 また、豊橋駅乗り入れを記念して記念入場券が発売される。一部600円で、150円券の4枚綴り。東田本線の他、渥美線、豊鉄バスにも使用できる。


東急世田谷線で「世田谷線散策きっぷ」発売

1998年3月1日

 3月1日から東急世田谷線で「世田谷線散策きっぷ」が発売される。
 世田谷線が1日乗り降り自由な乗車券で、大人300円、こども150円。発売は、世田谷線三軒茶屋、上町、下高井戸のみで、3月1日から12月31日までの期間限定。乗車券の裏は、沿線案内になっている。


名鉄岐阜市内線ダイヤ改正、780形を増備

1998年3月9日

モ780形

 名鉄岐阜市内線で、4月6日にダイヤ改正が行われる。揖斐線の忠節〜黒野の列車が、すべて岐阜市内線に乗り入れるようになる。そして、揖斐線直通用に、モ780形3両が増備される。
 画像は、増備されるモ780形。


都電周遊券発売

1998年5月10日

 都電荒川線に1日乗り降り自由な乗車券、「都電周遊券」が発売されている。発売期間は、4月25日から5月24日までで、使用できるのは土曜、日曜、祝日に限られる。発売場所は、荒川電車営業所、都電定期券発売所(早稲田、大塚駅前、王子駅前、三ノ輪橋)、都営地下鉄各駅(押上、新宿線の新宿駅を除く)及び都電車内(当日券のみ)。
 都電周遊券を提示すると、都電荒川線沿線の8つの店舗で割引特典が受けられる。割引が受けられる店舗については、都電周遊券を購入するともらえる冊子を見ていただきたい。


札幌市交通局に新車

1998年5月10日

 3300形が登場した。今回は3301の1両だけで、車体は新製、シングルアームパンタグラフを装備している。インバータ装置は新製であるが、台車と制御装置は334のものを流用している。前面には、LEDの乗降中表示装置が取り付けられた。
 また、老朽化していた雪4号の代替として、雪11が登場した。除雪方式は、昔からのササラであるが、駆動方式を油圧式に変更して、騒音を抑えている。


熊本市交通局9700形がローレル賞を受賞

1998年6月10日

9701

 1998年の鉄道友の会のブルーリボン賞、ローレル賞受賞車が発表された。ローレル賞には、熊本市交通局の9700形が選ばれた。
 低床式などのLRVとしてのパイオニア性が評価されて、ローレル賞を受賞した。


都電荒川線で路面電車の日記念イベント

1998年6月10日

8502

 都電荒川線では、路面電車の日(6月10日)を記念して、イベントが行われた。
 路面電車の日のマークのヘッドマークを付けた8500形3両を6月4日から9日まで運転。10日には、6000形にヘッドマークを付け、午前と午後それぞれ1往復した。
 10日には、花の配布があり、町屋駅前、王子駅前、東池袋四丁目、早稲田の4電停で15時から行われた。
 6000形の写真の「路面電車の日シリーズ2」バス共通カードが、1,000円で発売されている。3,000枚限定で、荒川電車営業所などで発売。
 三ノ輪橋電停が関東の駅百選に選定されたのを記念し、モニュメントが設置される。その除幕式が10日10:30から行われた。


新刊情報

1998年8月11日

 JTBから、「都電が走った街 今昔II」が発売されている。著者は林順信さんで、定価1,600円(税別)。PART Iの続きで、PART Iで紹介している場所は、例えば京橋2のように、連番になっている。電車営業所の解説がある。


都電の展示会

1998年8月11日

 新宿区立新宿歴史博物館、豊島区立郷土資料館、板橋区立郷土資料館、北区飛鳥山博物館の4館が合同で、「トラム(路面電車)とメトロ(地下鉄)」という展示会を開催している。
 11系統の廃止、都営三田線の開業から30年目にあたることにちなんで開催されている。4館とも入場無料。各館については、以下の通り。

 新宿区立新宿歴史博物館は、「都電物語・今ふたたびの路面電車」で、7月18日〜9月23日開催。開館時間は9:00〜17:00、休館日は月曜日。新宿区三栄町22。講演会は、8月29日14:00〜「都電荒川線の現状と将来展望」東京都交通局荒川電車営業所所長 金木三義氏。9月5日14:00〜「フランス・ドイツに低床式電車を訪ねて」鉄道友の会評議員 生方良雄氏。9月12日14:00〜「新しい路面電車LRTについて」新潟鐵工所 大野真一氏。
 豊島区立郷土資料館は、「都電・無軌条・地下鉄道」で、9月26日〜11月1日開催。開館時間は9:30〜17:00、休館日は月曜日。豊島区西池袋2-37-4 勤労福祉会館7階。
 板橋区立郷土資料館は、「地下鉄物語・都電から地下鉄へ」で、7月18日〜9月23日開催。開館時間は9:00〜16:30、休館日は月曜日。板橋区赤塚5-35-25。
 北区飛鳥山博物館は、「都電のすむ町」で、7月18日〜8月30日開催。開館時間は9:30〜17:00、休館日は月曜日。北区王子1-1-3。


名鉄美濃町線一部廃止へ

1998年8月11日

592

 名古屋鉄道美濃町線の新関〜美濃が、1998年度内に廃止される見込みとなった。この区間の廃止は、並行する長良川鉄道があることから、長良川鉄道の関駅に美濃町線が乗り入れることが前提となっていた。名鉄、岐阜県、美濃市、関市が乗り入れについて、ほぼ合意に達したことから、乗り入れ区間の用地買収に入っている。
 画像は、今年度中に廃止されそうな新関〜美濃の区間電車。


秋も都電周遊券発売

1998年9月29日

 都電荒川線に1日乗り降り自由な乗車券「都電周遊券」が、この秋にも発売される。発売期間は、10月1日から11月3日までで、使用できるのは土曜、日曜、祝日に限られる。大人400円、子供200円。発売場所は、荒川電車営業所、都電定期券発売所(早稲田、大塚駅前、王子駅前、三ノ輪橋)、都営地下鉄各駅(押上、新宿線の新宿駅を除く)及び都電車内(当日券のみ)。
 都電周遊券で、沿線の8つの店舗で割引特典が受けられる。割引が受けられる店舗については、都電周遊券を購入するともらえる冊子を見ていただきたい。


新刊「路面電車はゆく 高知」

1998年11月23日

 高知新聞社から「明治37年開通 路面電車はゆく 高知 人々の暮らしと共に」が発売されている。外国電車導入、全電停の写真、車両の解説などで構成されている。税抜きで1,714円。
 東京では、書泉グランデで購入できる。また、インターネットでもe-mailで申し込むことが出来る。

関連リソース


新刊「広島のチンチン電車」

1998年11月23日

 郷土出版社から「保存版 広島のチンチン電車 市内線と宮島線 波乱に富んだ86年のドラマ」が発売されている。内容は、歴史、超低床車両の導入、軌道系新線計画など。税別で8,500円。ただし、1998年内は刊行記念特価で7,500円である。


広島電鉄も超低床電車導入

1998年11月23日

3952

 熊本市交通局に続いて、広島電鉄も超低床電車を導入することになった。広島電鉄が導入するのは、ドイツのシーメンス社が開発した超低床電車「コンビーノ」で、日本ではアルナ工機が窓口となる。5車体連接車で全長30.52m、幅2.45m、床面高さ33cm、定員158人。設計最高速度は、80km/hだが、広島電鉄では60km/hまでにしている。形式は5000形で、GREEN MOVERと呼ばれる。塗色は3950形に準じたデザイン。製造費は、1編成で3億4千万円とかなり高額である。
 第1編成は、5001A−5001C−5001E−5001D−5001Bとなる。モジュールになっていて、5001A、5001E、5001Bに台車が付く。台車が付く車体はクロスシート、付かない車体はロングシートになっている。1999年3月に、1編成が空輸され、4月に広島駅〜宮島で運行開始の予定。夏までには3編成が増備される予定となっている。

関連リソース


札幌市交通局333が車体更新へ

1998年11月23日

333

 330形の車体更新の2両目として、333が11月17日に搬出された。更新後は、3302になると思われる。
 また、ササラ電車が11月12日に今冬初出動した。


函館市電の写真展

1998年11月23日

 函館市交通局主催の写真展「市電風景写真展」が開催されています。場所は、元町公園内の写真歴史館で、12月30日まで。内容は、開業から現在に至るまでの車両を中心とした風景写真です。開館時間は、9:00〜17:00。


第4回路面電車サミット開催

1998年11月23日

 第4回路面電車サミットが、99年6月4、5日に愛知県豊橋市で開催することになった。


東急世田谷線車体更新

1998年11月30日

 東急世田谷線に来年新型電車が登場することになった。現行の車両の車体更新として2車体連接車が1編成新造される。冷房付きでステップが2段から1段となる。詳しいことは、まだ不明。2000年にも1編成製造する予定。
 詳しい情報は、がんばれぼくらの世田谷線をご覧ください。


シミュレーター「都電で行こう」発売

1998年11月30日

 路面電車初の電車運転シミュレーター「都電で行こう」が、12月10日TOMIXから発売される。運転できる区間は、早稲田→三ノ輪橋の荒川線全線。値段は、5,300円。