地鉄T100形

T101~T105 5両

 2010年に登場したアルナ車両製リトルダンサーUaタイプの3車体連接車。基本設計は豊橋鉄道T1000形と同様で、前面の窓より下の部分、室内のデザインは地鉄のオリジナルとなっている。塗色は、富山の豊かな自然を表現する4色で、立山連峰の雪のホワイトをベースに、窓周りに海のブルー、陽射しのイエロー、緑の葉のフレッシュグリーンを配している。その他に、窓周りにはブラックとグレーが使用されている。

 C車の屋上には、制御装置と補助電源装置を一体としたものと、シングルアームパンタグラフを搭載している。台車は車軸があるSS09を装備している。主電動機は運転台の床下に設置されていて、ユニバーサルジョイントを介して、台車枠の外側装備している駆動装置に接続されている。ブレーキは、回生/発電の電気ブレーキと空気ブレーキの併用している。室内には、運転台の仕切りに、ニュースや広告を表示するFMラジオ文字放送表示器と、次駅案内などを表示する液晶表示器が取り付けられている。

 「SANTRAM(サントラム)」の愛称が付けられた。256通応募があった中から最も件数が多かったもので、3連接のサン、富山市内で3番目に導入されたLRV であることから3兄弟のサン、太陽のように燦々と輝くように期待して太陽のサン、という意味が込められている。

 富山大橋が2012年3月24日に掛け替えられ、2系統にも入るようになった。

 2013年には2次車が登場し、今後も増備してデ7000形を置き換える予定となっている。

諸元表

最大寸法(長さ×幅×高さ)16,300×2,400×3,905mm
床面高さ(出入台以外)350(480)mm
最小通路幅820mm
自重23.0t
定員(座席)74(29)人
集電装置シングルアームパンタ
制御方式IGBT-VVVFインバーター制御
運転台ワンハンドル
駆動方式カルダン
主電動機出力85kW×2
台車SS09(車軸あり)
設計最高速度60km/h
車号冷房製造年月製造所現在車齢(年)
T10112,500kcal/h(14.5kW)×22010/3アルナ車両現役16
T10212,500kcal/h(14.5kW)×22013/3アルナ車両現役13
T10312,500kcal/h(14.5kW)×22015/3アルナ車両現役11
T10412,500kcal/h(14.5kW)×22017/11アルナ車両現役8
T10512,500kcal/h(14.5kW)×22026アルナ車両現役0

T101

 2010年3月23日に南富山車両区に搬入され、4月28日に営業運転を開始した。デ7014の置き換えとして導入されている。購入費用は2億4,500万円で、国、富山県、富山市が3/4を補助している。

塗色の変遷

T101色

2010/7/16


地鉄ビル前~富山駅前 2010/7/16

富山駅前 2010/7/16

富山駅前 2010/7/16

富山駅前 2010/7/16

南富山駅前 2010/7/16

大町~南富山駅前 2010/7/16

南富山駅前 2010/7/16

グリーントラム

2010/8/26~9/30


電気ビル前~桜橋 2010/9/17

電気ビル前~桜橋 2010/9/17

END POLIO NOWの広告

2012/6/1


地鉄ビル前~電気ビル前 2012/6/1

諏訪川原~安野屋 2012/6/1

T101色

2013/2/10


富山駅前 2013/2/10

ポップサーカスの広告

2014/6/10~8/31


新富町~富山駅前 2014/8/2

富山米の広告(1)

2014/9/中旬~

ANAの広告

2015/3/12


富山駅前~新富町 2015/3/12

立山の水さららの広告

2015/6/22

富山米の広告(2)

2017/11/20

南富山車両区 2017/11/20

T101色

2018/8/29、2020/3/21

インテック本社前~富山駅 2020/3/21

きとっピのラッピング電車

2021/3/1~31

インテック本社前~富山駅 2021/3/14

アーネストワンの広告

2023/3/4

富山駅~新富町 2023/3/4

T102

 1次車からは塗色を一部変更し、緑の葉のフレッシュグリーンの部分をチューリップのチューリップレッドに、窓周りのブルーをブラックに変更、走行装置にゴムバネを採用して乗り心地を改善、暖房の強化、コンプレッサーを交流化して騒音を低減している。新製費用は2億4,500万円で、国、富山県、富山市の補助を受けている。
 2013年2月10日に営業運転を開始した

塗色の変遷

T102色

2013/2/10


丸の内~国際会議場前 2013/2/9 先行乗車会

大手モール~グランドプラザ前 2013/2/9 先行乗車会

グランドプラザ前~荒町 2013/2/9 先行乗車会

南富山駅前 2013/2/10 営業初日

地鉄ビル前~電気ビル前 2013/2/10 営業初日

大学前 2013/2/10 営業初日

トッキュウジャーのラッピング

2014/7/26~9/中旬


富山駅前~新富町 2014/8/2

富山駅前~新富町 2014/8/2

T102色

2016/4/29、2017/11/20


グランドプラザ前~中町 2016/4/29

国際会議場前~大手モール 2016/4/29

富山県朝日町 春の四重奏の広告

2018/2/25~3/31

台湾観光局の広告

2018/6/18~9/30


荒町~桜橋 2018/6/24

T102色

富山米の広告

2019/11/23


富山駅~新富町 2019/11/23

T102色

2020/3/21

蓮町~萩浦小学校前 2020/3/21

こくみん共済coopの広告(1)

2022/3/12

富山駅~電鉄富山駅・エスタ前 2022/3/12

こくみん共済coopの広告(2)

2024/4/7

安野屋~トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前 2024/4/7
安野屋~トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前 2024/4/7

こくみん共済coopの広告(3)

2024/11/4

富山駅~新富町 2024/11/4

T103

 塗色はT101、T102とは異なり、窓下の帯がブルーに、窓上のイエローが水色になっている。
 2015年3月14日に営業運転を開始した

塗色の変遷

T103色

2015/3/14、2017/11/20、2018/8/29

富山駅~新富町 2015/3/13 貸切
富山駅~新富町 2015/3/14 営業初日
安野屋~富山トヨペット本社前 2015/3/14

台湾観光局の広告

2019/5/23~9/末

電鉄富山駅・エスタ前~富山駅 2019/7/27

新年を國酒・富山の地酒で祝おう!プロジェクトのPRラッピング

2022/12/12~2023/1/20

電鉄富山駅・エスタ前~富山駅 2022/12/23
インテック本社前~オークスカナルパークホテル富山前 2022/12/23

東京海上日動の広告

2022/3/12

安野屋~トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前 2022/3/12

明治薬品の広告

2023/3/4

電鉄富山駅・エスタ前~地鉄ビル前 2023/3/4

T104

 塗色は、菜の花をイメージして、窓下の帯がイエローに、窓の左右がオレンジになっている。新製費用は、2億6,000万円。
 2017年11月13日に営業運転を開始した

塗色の変遷

T104色

2017/11/20、2018/2/5、2018/8/29、2019/11/23、2021/3/14、2021/3/21

富山駅~新富町 2017/11/20
新富町~富山駅 2018/2/5
富山駅~新富町 2019/11/23

富山米の広告

2024/11/4

富山駅~新富町 2024/11/4

T105

 塗色は、富山平野を照らす太陽と稲穂をイメージして、窓下の帯がゴールド、窓の左右がオレンジになっている。新製費用は、3億300万円。
 2026年3月14日に営業運転を開始した

塗色の変遷

T105色

2026/3/14

富山駅~新富町 2026/3/14 貸切

関連リソース

  • 書籍
    • 鉄道ピクトリアル 2010年7月号 No.835 鉄道図書刊行会
      P.92『富山地方鉄道市内線用T100形』
      1/3ページの解説と写真
    • 鉄道ジャーナル 2010年7月号 No.525 鉄道ジャーナル社
      P.145『富山地鉄市内線に「サントラム」登場』
      1/4ページの解説と写真
    • 鉄道ピクトリアル 鉄道車両年鑑2010年版 2010年10月臨時増刊号 No.840 鉄道図書刊行会
      P.169『富山地方鉄道T100形』
      3ページの解説と写真、形式図