最近の東急線の話題 1999年 その1
News 1999 part1

デヤ7290に検測装置増設

1999年1月16日追加

7290

 電気検測車のデヤ7290に再び、検測装置が増設された。おそらく、1995年に一度設置した、トロリー線摩耗測定器だと思われる。
 デヤ7290には、1994年末に鉄道総合技術研究所(JR総研)と共同で開発したトロリー線摩耗測定器を設置していたが、1995年11月に撤去されていた。

8007F、8009F行先表示器LED化

1999年1月16日追加
1999年2月11日更新

 12月1日の時点で、8007Fの行先表示器がLED化されている。前面の黒塗装や側面の赤帯は無く、室内も更新されていない。
 12月15日の時点で、8009Fの行先表示器がLED化されている。8007Fと同様に、前面の黒塗装や側面の赤帯は無く、室内も更新されていない。

7908Fワンマン対応更新

1999年1月16日追加

 昨年の12月25日頃に、目蒲線所属の7908Fが、ワンマン対応の更新工事を受けた。池上線所属の7700系のように前面の行先表示器と運行番号表示器がLED化され、運転台はワンマン用の扉開閉ボタンが取り付けられ、電流計が減速度指示計に交換されている。運行定位置停止支援装置(TASC)が取り付けられた。ホーム監視用のモニターは取り付けられていないが、すぐにでも取り付けられるようになっている。側面の行先表示器は取り付けられていない。また、サハ7958を除いて車外スピーカーと非常通報装置が新設されている。

久が原、千鳥町、蓮沼自動改札化

1999年1月28日追加
1999年2月11日更新

 池上線の3駅、久が原、千鳥町、蓮沼が自動改札化された。

本屋口 A口
久が原について左から、自動改札化された本屋口改札口。A口の木製ラッチ。

 久が原が自動改札化された。11月1日より駅務機器自動化の工事が開始され、本屋口は1月22日に自動改札化された。SF対応液晶画面付きバーなしタイプの自動改札機が3通路設置された。うち1通路は幅広タイプ。また、同時に自動精算機が1台新設された。
 A口(下りホームの改札口)は、27日の時点では仮の木製ラッチが置いてあった。SF対応液晶画面付きバーなしタイプの自動改札機が3通路設置され、29日から使用開始にされた。

改札口内側 改札口外側
千鳥町の改札口左から、内側から。外側から。

 千鳥町が1月21日に自動改札化された。SF対応液晶画面付きバーなしタイプの自動改札機が3通路設置された。うち1通路は幅広タイプ。また、同時に自動精算機が1台新設された。

本屋口 工事中のA口 完成後のA口
蓮沼について左から、自動改札化された本屋口改札口。工事中のA口。自動改札化されたA口。

 蓮沼が自動改札化された。本屋口は1月27日にメーカーの人たちがチェックをしていたので、27日に自動改札化されたようである。SF対応液晶画面付きバーなしタイプの自動改札機が3通路設置された。うち1通路は幅広タイプ。また、同時に自動精算機が1台新設された。
 A口(上りホームの改札口)は、28日から自動改札機と自動精算機が使用開始にされた。SF対応液晶画面付きバーなしタイプの自動改札機が3通路設置された。内、1通路は幅広タイプ。

8027F、8033F行先表示器LED化

1999年2月11日追加
1999年2月27日更新

8027F 8033

 8027Fと8033Fの行先表示器がLED化されている。前面の黒塗装や側面の赤帯は無く、室内も更新されていない。8027Fは1月26日、8033Fは2月5日の時点で確認されている。

8606F更新

1999年2月11日追加

 8606Fが車体更新を行い、昨年の12月下旬に出場した。車齢の若いデハ8777、8885、サハ8947は更新の対象から外れている。

8047F室内更新

1999年2月11日追加

 1月26日の時点で、大井町線所属の8047Fが室内更新されている。デハ8145に車椅子スペースが設置され、室内の化粧板の張り替えが実施されている。

(新)3000系甲種輸送

1999年2月12日追加
1999年3月15日追加

3101 3101 3001 3499 3001F

 待望の新車、(新)3000系が東急車輌で完成し、長津田まで甲種輸送された。
 3月6日1時過ぎに京浜急行の運転終了後、3001Fは東急車輌のディーゼル機関車とデヤ3001、デハ3499に挟まれて、京浜急行神武寺駅横の池子留置線に輸送された。日が明けてから逗子まで輸送され、JRの甲種輸送により、八王子まで輸送。4両ずつに切り離され、7、8日の2回に分けて、長津田へ輸送された。
 長津田の授受線から長津田検車区へは、8000系が牽引した。

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駒沢大学で照明改良

1999年2月14日追加

ホーム

 新玉川線の各駅で、照明が暗いということで改良工事が行われているが、池尻大橋、三軒茶屋に続いて、駒沢大学でも行われた。9日の時点で1番線、2番線は12日か13日に完成した。内容は、池尻大橋、三軒茶屋と同じで、蛍光灯が天井のへこんだところに付いているのを天井と同じレベルに下げ、蛍光灯の増設が行われている。

8634F行先表示器LED化

1999年2月21日追加
1999年2月27日更新

8634F 8634F

 8634Fの行先表示器がLED化された。全般検査と同時に行先表示器のLED化が行われているが、車体更新は行われていない。2月16日に出場し、翌日から営業運転に復帰した。

3月16日東横線ダイヤ改正

1999年2月21日追加

 3月16日に東横線でダイヤ改正が行われる。平日夜の運転本数増が主で、渋谷発桜木町行きの急行が3本(22:15発、22:45発、23:30発)増発される。また、23時台の元住吉行き2本が、日吉行きと菊名行きに変更される。

(新)3000系詳細発表される

1999年2月21日追加

 2月18日に3000系の詳細が発表された。

 まず車体から、デザインは昨年末発表された横浜高速鉄道のこどもの国線用の車両とほぼ同じで、前面はパノラミックウインドウになっている。側面の帯は、赤だけでなく濃紺の帯が加わっている。車体長は20mで、先頭車のみ20.3m。幅は2,820mm。
 主要機器については、省電力化、低騒音化が図られている。主制御装置と補助電源装置は、IGBT-VVVFインバーターが採用されている。集電装置は、シングルアームパンタである。
 室内は、8500系更新車にも採用されているバケットシートで、次駅案内表示装置が取り付けられる。また、網棚の高さが低くなり、使いやすくなっている。定員は、先頭車141人、中間車151人。

 4月中旬から東横線で運行開始の予定。

8035F行先表示器LED化

1999年3月15日追加

 2月24日の時点で8035Fの行先表示器がLED化されている。行先表示器の更新のみで、室内の更新は行われていない。

上野毛駅自動改札化

1999年3月15日追加
1999年4月7日更新
1999年4月18日更新

駅舎

 3月2日に上野毛駅で自動改札化工事が始まった。従来の改札口にそのまま自動改札機を設置するとなると、2台しか置けないと思われるため、改札口の拡幅が行われている。4月4日の時点で、きっぷうりばと改札口の拡幅工事が完了しており、残るは自動改札機の設置のみとなった。そして、検知バー無しのSF対応自動改札機が3台設置され、4月7日から稼働を開始した。3台のうち1台は、幅広タイプで、同時に自動精算機が1台設置された。

1010Fが目蒲線で運用中

1999年3月15日追加
1999年4月7日更新

 東横線所属の1010Fが目蒲線に転用されている。2月21日に奥沢に回送され、現在目蒲線で営業運転中。7902Fと7903Fが3連化工事を行っている関係の車両不足で、転用されている模様。4月1日に朝の運用を最後に元住吉へ回送された。

7902F、7903F3連化工事

1999年3月15日追加
1999年3月26日更新
1999年4月7日更新

7902F

 7908Fに続いて、7902Fと7903Fが3連化工事を長津田検車区で行っている。改造内容は、7908Fと同じ模様。7902Fは、3月23日に奥沢に回送された。しばらく試運転が繰り返されていて、営業運転には復帰していないようである。

恩田駅本線切り替え

1999年3月15日追加

恩田駅の本線

 現在建設中のこどもの国線恩田駅の本線が、2月15日に切り替えられた。
 長津田車両工場の試走線を山側へ振って作ったスペースに、将来の2番線を建設し、本線を切り替えた。従来の本線は撤去され、海側へ移設される。

1日乗車券発売

1999年3月15日追加

 東急系映画館で「バグズライフ」が上映されているが、その上映期間中に東急鉄道全線1日乗車券が発売される。3月7日から発売されているが、発売終了は上映終了と同じなため、今のところ不明。大人660円、小人330円で、元住吉を除いた定期券発売所で発売されている。鉄道全線のため、世田谷線は乗車できない。

二子玉川園留置線建設

1999年3月15日追加

 今夏に予定されている3、4番線の入れ換えに向けて、大井町線用の留置線建設が進められている。多摩川橋梁上では、留置線用の枕木敷設が行われている。また、二子玉川園駅の二子新地寄りでは、2番線と3番線のシーサスポイントの挿入が進められている。

郷土資料館で「模型で見る世田谷の鉄道」展開催

1999年3月15日追加

 世田谷線上町駅から徒歩5分の世田谷区立郷土資料館では、企画展「模型で見る世田谷の鉄道」が行われている。世田谷区内の鉄道(東急、小田急、京王)について、模型と写真で紹介している。東急関連では、車両の模型、地平の頃の二子玉川園駅の模型、玉電関連の部品類などが展示されている。
 2月9日から3月20日まで開催。開館時間は9:00〜17:00、月曜日・祝日は休館。

(新)3000系長津田検車区内で試運転

1999年3月15日追加

3001F

 (新)3000系は、現在長津田検車区内で試運転を行っている。2編成が留置できる線路を利用して、何度も往復運転している。まもなく、本線上の試運転に入ると思われる。

(新)3000系本線で試運転

1999年3月26日追加
1999年4月7日更新

3001F 3101

 3月16日から(新)3000系が、本線上で試運転を開始した。22日まで、長津田〜中央林間で日中試運転が行われた。24日には、長津田〜大岡山で試運転が行われ、その夜に元住吉へ回送された。翌25日からは、東横線内での試運転に入っている。東横線の試運転では、正面の行先表示器に試運転と書かれた紙を貼っている。また、駅に停車したときにホームと反対側のドアの開閉を行うことがある。

7205F長津田へ回送

1999年3月26日追加
1999年4月7日更新

 3月21日に目蒲線所属の7205Fが、奥沢班から長津田検車区へ回送された。7902Fの目蒲線復帰に伴う、奥沢車庫の留置線不足による回送と思われる。4月1日には、奥沢班へ戻った。

九品仏駅自動改札化

1999年3月26日追加
1999年4月7日更新
1999年6月13日更新

改札口

 九品仏駅で、3月16日から自動改札化工事が開始された。現状では、改札口は2通路分ぐらいの広さしかないため、駅舎を改良して通路を確保した。検知バーがないタイプの自動改札機が3台設置され、6月9日から稼働を開始した。

長津田車両工場がISO14001を取得

1999年3月26日追加

 長津田車両工場が、ISO14001を取得した。近年の地球環境への関心の高まりから、東急も自然環境に配慮した企業へ変わろうとしており、その成果の1つとして、長津田車両工場がISO14001を取得した。

戸越銀座駅自動改札化

1999年3月26日追加
1999年8月8日更新

本屋口 A口

 戸越銀座駅でも3月2日から自動改札化工事が開始された。3月22日現在、上下の改札口が仮設状態になっている。
 5月29日に本屋口が、5月30日にA口が自動改札化され、工事が完了した。どちらの改札口も検知バーが無いタイプの自動改札機が3台設置された。そのうち1台は、幅が広いタイプになっている。同時に自動精算機が1台ずつ新設された。また、戸越銀座に設置された自動改札機は、モニターがカラー液晶のタイプで、東急では初採用。なお、A口は本屋口からの遠隔操作になった。

東横線時刻表発売

1999年3月26日追加
1999年5月17日更新

 東横線のダイヤ改正に合せて、東横線だけのポケットサイズの時刻表が発売された。一部100円。表紙は(新)3000系のイラストになっている。

東白楽駅自動改札化

1999年4月7日追加

改札口

 3月27日に東白楽駅が自動改札化された。SF対応のバー無しタイプが3台導入された。うち、1台が車椅子対応の幅広タイプである。同時に自動精算機が1台新設されている。

高島町駅自動改札化

1999年4月7日追加

改札口

 3月31日に高島町駅が自動改札化された。SF対応のバー無しタイプが3台導入された。うち、1台が車椅子対応の幅広タイプである。同時に自動精算機が1台新設されている。なお、高島町駅には、横浜博覧会開催期間中に自動改札機が設置されたことがある。

横浜駅本屋口自動改札機更新・増設

1999年4月7日追加

改札口 改札口 改札口

 横浜駅の本屋口は、入口専用の自動改札機が2台導入されていたが、SF対応のバー無しタイプに更新され、さらに入口用に2台、出口用に2台増設された。しかし、出口用にはラッチが2つ残っている。

(新)3000系デビュー記念乗車券発売

1999年4月7日追加

 (新)3000系が東横線にデビューを記念して、乗車券などが発売される。
 記念乗車券は、絵はがき付きで500円、3000セット限定。テレホンカードは、800円で5000部限定。ピンバッジは、(新)3000系と旧3000系をかたどっていて、1セット3000円で3000セット限定。
 新玉川線渋谷駅、こどもの国駅、世田谷線を除いた駅で4月中旬から発売予定。

(新)3000系営業運転開始

1999年4月16日追加
1999年4月18日更新

3001F 3101

 4月16日から(新)3000系が、東横線で営業運転を開始した。初の営業運転は、元住吉6:52発急行桜木町行き59-061レであった。

田園調布と多摩川園に案内表示器設置

1999年4月18日追加

多摩川園 田園調布

 田園調布と多摩川園に、LEDの案内表示器が取り付けられた。すでに取り付けられている自由が丘、中目黒と同じタイプで、15日から稼働している。また、現在建設中の新丸子、武蔵小杉の下り用ホームにも設置されている。

東横線多摩川橋梁〜元住吉下り線本設へ切り替え

1999年5月17日追加
1999年5月19日更新

1番線 モニター 発車案内 南口

 東横線多摩川橋梁〜元住吉の下り線が線増工事の進捗により、5月15日に本設へ切り替えられた。多摩川橋梁を渡った先の左カーブ付近から最も海側の本設軌道となり、武蔵小杉を出た先の下り勾配付近で既設の軌道になる。
 新丸子駅では、下りホームが使用開始となった。下りホームへは昇り専用のエスカレーターが1台、エレベーターが1台設置された。また、2種類のLED発車案内器が1台ずつ設置された。1台は自由が丘と同じタイプ、もう1台は、自由が丘のタイプの幅を短くしたタイプで、同時に上りホームにもそれぞれ1台ずつ設置された。
 武蔵小杉駅でも下りホームが使用開始となった。下りホームへはエスカレーターが2台、エレベーターが1台設置された。また、2種類のLED発車案内器が1台ずつ設置された。1台は自由が丘と同じタイプ、もう1台は、自由が丘のタイプの幅を短くしたタイプであるが、新丸子とは違うタイプで接続案内専用の行がある。発車案内表示器は、上りホームにもそれぞれ1台ずつ設置された。武蔵小杉駅ではさらに、南口改札口の移設があり、田園そばが開店した。南口改札口は、複々線化工事前からの駅舎を使用していたが、ホーム下の位置に移設された。田園そばは、15日から3日間開店記念で全品200円のサービスを行っている。
 新丸子と武蔵小杉駅の車掌用ホームモニターは、液晶ディスプレイが採用されている。

7914F入場

1999年5月19日追加

7914F

 池上線所属の7914Fが、5月15日に長津田へ回送された。7914Fは、9:42頃奥沢に到着し、デヤ7200・7290を連結後、11:07に出発した。

恩田駅建設工事

1999年5月19日追加

 恩田駅は、本線切り替え後、ホームや駅舎の建設工事が本格化し、駅舎の姿が現れ始めている。

こどもの国駅駅舎改築工事

1999年5月19日追加

 こどもの国駅では、昨年12月に駅舎を取り壊した後、新駅舎をほぼ同じ位置に建設している。

二子玉川園2番線に柵設置

1999年5月19日追加

2番線の柵

 二子玉川園駅の大井町線が発着する2番線の二子新地寄りに柵が設置された。

1010Fが再び目蒲線へ

1999年5月19日追加
1999年8月8日更新

1010F

 東横線所属の1010Fが、再び目蒲線で運用されている。5月7日に奥沢へ回送され、翌日から運用に入っている。
 6月24日に元住吉に回送され、目蒲線での運用は終了した。

西小山駅改札口移設

1999年5月19日追加
1999年6月13日更新
1999年8月8日更新

建設中の階段 階段 臨時改札口への階段
新改札口 自動改札機 旧改札口

 6月5日に目蒲線西小山駅の改札口が移設された。移設前の改札口の海側に新改札口ができ、ホーム中央に新設された階段を利用してホームへ上がることになった。この階段が6月5日には目黒寄りしか完成しないため、蒲田寄りの階段が完成するまでの6月5日から7月7日までは、移設前の改札口も併用された。しかし、利用時間は7:30〜9:30、16:00〜21:00に限られ、また定期券・回数券の専用口になっていた。
 新改札口は、自動改札機が4通路設置された。1通路が幅広のタイプである。
 7月8日に蒲田寄りの新階段が使用開始となり、移設前の改札口は閉鎖された。既に旧駅舎は解体されている。