最近の話題 1996・1997年
News 1996,1997


811系SPACE WORLD号が塗色変更

1996年12月5日

 前面のFRP製の部分を赤に塗装、前面運転台側の窓下、及び側面にSPACE WORLDのキャラクターが描かれている。


大分行き「にちりん」が、3月のダイヤ改正から「ソニック」に

1997年1月2日

 3月22日のダイヤ改正で、大分行きの特急は、列車名を「ソニック」に変更する。883系5連3本を新製し、「ソニック」に投入することにより、特急「ソニック」は1往復を除き883系で運転される。


筑肥線下山門〜筑前前原間複線化工事に着手

1997年1月31日

 筑肥線の複線化は、国鉄時代の1979年に電化とともに認可を得たが、資金難のため電化のみ行った。今回、利用客の増加や九州大学の移転計画などにより、着工されることとなった。1999年度末に完成を予定している。


3月22日ダイヤ改正について

1997年1月31日
1997年2月13日更新

 3月22日の全国ダイヤ改正で、JR九州の各線に新車投入や列車の増発、削減が行われる。

●特急列車
 鹿児島線では、博多20:18発の「有明27号」が西鹿児島まで延長され「つばめ27号」に、博多22:05着の「有明36号」が西鹿児島始発の「つばめ」となる。これにより「つばめ」は、完全1時間ヘッドで14往復(1往復増)となる。車両の増備はなし。
 日豊線では、883系ソニックが5両編成3本を新製し、博多〜大分間に投入される。ダイヤ改正から博多〜大分間の特急は、「ソニック」に列車名が変更される。宮崎へ行く列車は「にちりん」、「にちりんシーガイア」のまま。「ソニック」は、1往復が485系で運転される以外は、883系の5連又は7連で、最速列車は3分短縮の2時間6分で運転される。今回の増備で、883系は8編成となる。

●普通列車
 福岡・北九州都市圏では、鹿児島線門司港〜久留米間、日豊線小倉〜中津間に813系3連8本が投入される。これにより、小倉〜博多間の59%の列車が811系又は813系に、小倉〜行橋間の26%の列車が813系となる。813系はダイヤ改正に合わせて24両新製されるが、その後も増備を続け夏までには、さらに42両増備される。また、日田彦山線香春〜田川伊田間に一本松駅をダイヤ改正日に合わせ開業する。6両対応の1面1線のホームで、駅業務は委託される。
 豊肥線熊本〜肥前大津間では、キハ200形2連6本を投入し、57%の列車を置き換える。列車の増発と延長も行われる。
 長崎線では、811・813系に約半数の列車が置き換えられる。


新幹線開業後は、肥前山口〜諫早間を分離

1997年1月31日

 JR九州は、九州新幹線長崎ルートが開業した際には、長崎線肥前山口〜諫早間を経営分離すると公式に表明した。新幹線開業後は、大幅な赤字が見込まれるため。


NICE GOING CARD会員15万人突破

1997年3月17日

 16歳から29歳までの人を対象としたNICE GOING CARDの会員数が、昨年のスタートから300日で15万人を突破した。NICE GOING CARDの会員は、様々な特典が受けられる。JR九州では、金・土・日・祝日に片道101km以上を往復利用する場合に運賃、特急料金が4割引となる。JR九州以外でも、ホテルやレストランで割引が受けられる。特典が受けられる施設は、ほぼ福岡地区だけだったが、4月1日からは九州全域に拡大する。詳しくは、入会するともらえるNICE GOING GUIDEを参照してもらいたい。


883系4次車がダイヤ改正前から運転

1997年3月17日

 今度のダイヤ改正用に新製された883系4次車が、すでに営業運転に入っている。
 にちりん11、35、43、57、6、22、46、56号が、485系から883系による運転となっている。


813系増備

1997年7月13日

 3月のダイヤ改正に合わせ813系が増備されたが、さらに増備される。6月20日には3連8本24両、7月25日には3連6本18両が運用開始となる。小倉〜久留米間に投入され、6割以上が811系か813系となる。


青春18きっぷ発売

1997年7月13日

 7月1日から青春18きっぷが発売されている。普通列車の自由席に乗り放題で、5枚セットで11,500円。7月20日から9月10日までの期間使用できる。発売は8月31日まで。


香椎線にキハ200

1997年7月13日

 7月25日からキハ200形が香椎線に投入される。2連3本6両と両運転台車4両の計10両が投入され、全列車の約半分がキハ200形に置き換えられる。


新型電車を開発

1997年7月13日

 篠栗線、筑豊本線、豊肥本線が電化されるが、その区間用に新型電車を開発することになった。新型電車のコンセプトは、省エネルギー、省資源。1M1Tの2連で、813系をベースとする。制御方式はIGBTのVVVFインバータとし、重量は813系より2〜3トン軽くする。1999年の熊本国体までに完成させる計画。


11月29日にダイヤ改正

1997年7月29日

 3月のダイヤ改正に続き、11月29日にダイヤ改正が行われる。今回は、特急列車が現在よりもさらにパターン化され、乗り継ぎ接続が改善される。増発は、「きりしま」の1往復、「にちりん102号」の3本。また、「かもめ5号」が門司港発に、日豊本線系統の特急がスピードアップされ、「ソニック」は5分、「にちりん」が6分と、それぞれ短縮となる。そして、寝台特急では、「はやぶさ」が熊本まで、「富士」が大分までに短縮される。
 普通列車では、豊肥本線にキハ200形が増備され、各都市圏で列車の増発が行われる。