函館市交30形

39 1両

 1993年に39が札幌交通機械でササラ電車に改造する前の姿に復元され、「箱館ハイカラ號」の愛称が付けられている。

諸元表

最大寸法(長さ×幅×高さ)8,026×2,286×3,750mm
定員(座席)33(20)人
自重10.4t
集電装置Zパンタ
制御方式直接抵抗制御
駆動方式吊り掛け
主電動機出力37.3kW×2
台車ブリル21E-1
車号冷房製造年復元年製造所復元所現在車齢(年)復元後前歴
39なし19101993天野工場札幌交通機械現役11431排2

39


五稜郭公園前~杉並町 2002/9/15

末広町~十字街 2008/4/15

函館どつく前 2008/6/10

函館どつく前~大町 2010/5/15

千歳町~昭和橋 2012/4/22

大町~函館どつく前 2013/4/28

函館駅前~市役所前 2013/6/11

湯の川温泉 2013/6/29 大正時代の花電車

大町~函館どつく前 2013/6/29 大正時代の花電車

十字街~宝来町 2013/6/30 大正時代の花電車

大町~末広町 2014/4/28

函館駅前 2015/4/16

千歳町~新川町 2015/9/19

駒場車庫前 2016/3/26

千歳町~昭和橋 2016/5/1

末広町~十字街 2017/4/16

函館駅前~松風町 2017/4/23

昭和橋~千歳町 2018/4/28

末広町~十字街 2019/6/9

市役所前~魚市場通 2020/9/7 貸切

函館アリーナ前~湯の川温泉 2020/9/19 貸切

 1910年に成宗電気軌道(後の成田電気軌道、成田鉄道)で登場。天野工場製(推定)で、東京で走っていた「ヨシ形」と同型の木造単車。モニター側面の波形の飾り、両端から2枚目と3枚目の窓の間の柱が太いのが特徴。1918年に成田電気軌道から譲受し39となった。
 1937年に除雪車に改造されて排2となる。1987年に茶色一色の塗色から黄色と黒の縞模様に変更された。
 そして、1993年に市制施行70周年、路面電車開業80周年、市営交通発足50周年の記念事業の一環として、札幌交通機械でササラ電車に改造する前の姿に復元された。台車以外はすべて新製している。前年の9月から復元工事に入り、5月10日に駒場車庫に搬入された。「箱館ハイカラ號」の愛称が付けられ、8月2日から営業運転に入った。
 オープンデッキのため、運行期間は4月中旬~10月31日となっている。

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