熊本市交、超低床電車1編成増備とデザイン変更

 熊本市交通局は、2014年度に超低床電車を1編成増備する。2015年度からは、既存の超低床電車9700形と0800形もデザインを変更する。いずれも水戸岡鋭治氏によるデザイン。熊本市の平成26年度予算案には、1編成分の費用が計上されている。

 増備する超低床電車は0800形の3編成目となる0803で、これまでの0800形とは異なり、特別車として位置づけられ、車体は濃い茶色のメタリック、車内は取り外し式のテーブルや木材を使用して「森と水の都くまもと」を表現している。車体が茶色系で夜間に目立ちにくいため、車体下部にLEDライトを付けている。「COCORO」という愛称が付けられ、ハートのシンボルマークが車体や車内に付けられる。定員は80人で、製造費用は約3億1,800万円。8月に完成し、10月から営業運転を行う予定。
 0803のデビューに先駆けて、6月末~9月末に現代美術館で水戸岡氏の展覧会が開催される予定。

 既存の超低床電車9700形と0800形の7編成も、0803に合わせて、2015年度から順次車体のデザインを変更する。車体は0803とは異なり、白がベースに、窓周りが濃い茶色のメタリックとなる。

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