阪堺1001形登場

 阪堺電気軌道1001が登場した。3車体連接の超低床電車で、アルナ車両製。長さ約16m、定員76人。愛称は「堺トラム」。塗色は、茶にちなんだ「茶ちゃ」の呼称となっていて、阪堺線の緑、千利休の「わび」をイメージした白茶、シャンパンメタリック、前面には「堺刃物」をイメージした黒のラインが入っている。車内は木材も使われ、ブラインドは竹のすだれ、化粧板は木目と和紙柄で、シートは「堺更紗」をモチーフにした柄となっている。照明には電球色ダウンライトが採用されている。液晶ディスプレイが設置され、運賃や停留場の案内表示を行う他、堺の観光案内も行う予定。製造費用は約2億5000万円。

 6月まで試運転、7・8月に試乗会などを行い、9月に営業運転を開始する予定で、当面は我孫子道~浜寺駅前の運転となる。2013年度内に、天王寺駅前まで運転区間を延ばす予定。

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