広電768がTRAIN ROUGEに

 広島電鉄は、768を車内で飲食できるイベント電車「TRAIN ROUGE(トランルージュ)」に改造した。768は2015年1月から休車扱いとなっていたが、まだ使えるのにもったいないということで、広電の若手社員が検討して、イベント電車に改造されることになった。6月12日に開催された第21回路面電車まつりでお披露目されている。

 デザインは広電と改造所の大阪車輌工業によるもので、「TRAIN ROUGE」はフランス語で「赤い電車」を意味することから、塗装は赤をベースに、窓周りを黒としている。中扉は撤去し、側面の窓を拡大している。車内は黒を基調とした内装で、ロングシートを撤去し、テーブル付きの座席やビールサーバー、冷蔵庫、映像・音響機器を設置している。定員は26人。

 市内線で通年の運行を予定しているが、まずは7月1日~8月31日に「TRAIN ROUGE ビール電車」として運行する予定。

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